2019年の夏が終わり、『実家に帰ってから〜母のこと1、2、3、4〜』と『実家に帰ってから〜父のこと1、2』の続きになります。実の両親と自分の長男から出ていけと言われ、荷物を外に出されたりという嫌がらせがエスカレートし、私たちは実家を出なければならない状況に追い込まれてしまいました。
私は今後のことを考えて、民間のアパートではなく、市営か県営の住宅を探していました。幸い実家の近くに県営の団地があり、以前からそこに入れたらいいなと思っていました。そこがいいなと思った理由は、子供たちの学区が変わらないということと建物がきれいだったというところです。ただ、私の地元は田舎なので、車が必需品でした。なので、実家を出るということは、車も買わなくてはなりませんでした。裁判が終わってから弁護士さんに払う費用も考え、なるべく安い車を探さなければ思っていました。
10月のある日、県営住宅の入居者の募集が市の広報に載っていましたので、すぐに申し込みました。県営住宅に入るのもいろいろと条件がありますので、条件が通るか不安でしたが、これ以上、実家にもいられない状況だったので、どちらかというと自分の家を出た時と同じような切迫詰まった感じでした。。市役所でもらわなければならない書類も数種類ありましたので、それらを揃え、県が委託している『建物管理株式会社』に持って行きました。そこで、担当者と一緒に1つ1つ書類を確認していくと条件が通らない項目が1つ見つかりました。それは、まだ離婚が成立していないので、夫の収入で引っかかるということでした。ただ、住むところに困っている理由が、もともとは夫の虐待であり、実家からも早く出ていけと言われているという理由であれば、DVの方で特別に許可されるというケースもあるようでした。私は、DVという項目に子供への虐待も入るのか聞いてみましたが、それも含めて、県の担当の方に聞いてみるとのことでした。その会社の方は、
「初めての事例ですが、県営住宅はそういう住むところに困っている人に入ってもらうところですから。」
と言ってくれました。その言葉が嬉しく感じられ、今でもその担当の方に感謝しています。
そして、後日その会社から電話で、
「県の方からOKをいただきました。」
と連絡が来ました。
その後、その部屋を希望している家族がもう1家族あるとのことで、抽選になりました。抽選も子供の人数で、優先されるようで(例えば1回引くところを2回引けるとかのように)、私の方も、もう1つの家族の方も子供の数が多いということで、2回ずつ引くとこになりました。そして、私の方の番号が当たり決定しました。
そして、私たちは4回目の引っ越しをすることになったのです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。また投稿して行きますので、よろしくお願いいたします。
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