実家に帰ってから〜兄のこと〜

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 『実家に帰ってから〜母のこと4〜』で書きましたが、母と長男に私たちの荷物を外に出されたことがありました。父にも早く荷物を持っていけと言われました。

 ただ、兄だけはとめてくれました。兄はその日、夕方からの勤務でたまたま家にいましたので、事情を話すととめに行ってくれました。兄は母の見方とか私の見方ではなく中立的な立場でしたので、強くは言わず、言葉でそういうことはやめた方がいいという感じでした。母はもちろんそんなことはお構いなしで、私の荷物を運び出すのはやめませんでした。

 母は人の嫌がることをわざとする人なので、止めても無駄なことはわかっていました。私は、その中で、何かできることはないかと考え、スマホでその様子を撮影しました。夫の時、長男を怪我させられても、夫に何もしていないと逃げられた経験があるからです。そういう人は、そんなことしていないと平然と言うのです。夫の場合、離婚が決まってからモラハラがひどくなりましたので、その時も録音をしていました。今度は、実の親にもそのようなことをしなければならないのです。なぜ、他人ではなく、このような近い関係で、しかも大切な人にこのようなことをしなければならないのでしょうか。夫とも両親とも本当に虚しい人間関係でした。

 兄に言われたことで、嬉しかった言葉がありました。兄は映画好きなので、それに関連しているのですが、『ランボー』というシルヴェスター・スタローン主演の映画の話しです。その話しは、ベトナム戦争から帰ってきた帰還兵が、社会から理解されず、孤立してしまうという内容の映画なのですが、私の状況がそれに似ているというのです。私は、子供を暴力から守りたかったので、それに伴って行動しました。私の場合、言葉で表現すると本当に命からがら子供を連れて帰ってきたのですが、それでも両親には理解されませんでした。関東にいる時は、話しをすると理解してくれる人がいたのですが、地元に帰ってきたら、なぜか話しても理解されず、逆に傷つくことが多かったのです。だんだん話す気力も失なってしまいました。なので、周りの人にわかってくれる人がいるとは思えませんでした。ただ、兄がそう言ってくれたということは、私のしたことを理解してくれる人が1人はいたのだと嬉しくなりました。

 最後まで読んでいただきありがとうございます。また投稿していきますので、よろしくお願いいたします。

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