整骨院から帰宅後、ひきづるように歩いていた歩き方も痛みも治療により少し良くなった長男を見て久しぶりにほっとしました。そして、私は夫には、
「足の靭帯が切れているので、重症です。と言われたよ。」
ときちんと伝えました。夫は軽く頷きました。
私はその時、夫は罪悪感でさいなまれているのだろうと思い、それ以上は言わずにいました。ところが、しばらくしても、態度は変わらず、長男の足の怪我を気にしている様子が見られないのです。また、夫の仕事は平日に休みがありましたが、整骨院の通院日、用事がなくても付き添うことはありませんでした。全く罪悪感を感じていない様子でした。
私は、その様子に痺れを切らしどう思っているのか、聞いてみました。
夫の答えはこうでした。
「自分は何もしていないよ。正当防衛だよ。」
あまりの予想外の発言に驚愕し、しばらく返す言葉が見つかりませんでした。自分から、手を出し、横になっていてあまり抵抗できない長男を殴る蹴るしていたにもかかわらずです。私は、
「あれはどう見ても正当防衛じゃないよ。自分で、叩いたり蹴ったりしていたよ。S(長男)はただ逃げたり、防いでいただけだよ。」
私は、夫の言葉に強い怒りが湧いてきました。この後も、少し会話は続きましたが、自分はひとつも悪くないの一点張りでした。
でも私は諦めませんでした。その頃はまだ夫がまともな人だと信じていたからです。そして、何より同じ親として子供に対する愛情があるはずなので、話せばわかるはず、そう思っていました。
私は、それから毎日どう話せばわかってもらえるかと考え続け、悩み続けます。
そして、長男の足は治療によって良くなりましたが、今度はいつサッカーが出来るようになるか、思いっきりやってほしいしやらせてあげたいと言う気持ちが時間と共に膨らみ、長く苦しい日々が続くのです。
最後まで読んでいただき有り難うございます。これからも投稿を続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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