気づかせてくれた言葉

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 私は、その頃同じような悩みを抱えている人のための講座やグループワークに参加していました。そこではいろんな気づきがありました。

 ある日のグループワーク後、どうしてもそこのスタッフの方に質問してみたいと思いました。本当は、そういう時間を設けていないので迷惑だったと思います。でも、その時は意を決して話しかけてみました。実はその時なんて聞いたかはっきり覚えていないのです。確か、どうすればいいかわからない。今すごく迷っている、そんなことを言ったんだと思います。そんな質問に、その方はきちんと対応してくれました。
「もしそれが足じゃなく頭だったらどうしたの?」
その言葉が衝撃すぎて、言葉が出なかったと思います。そのあと私はその言葉を何度も何度も頭の中でくり返していました。あの夜夫が、階段から子供を落とした際打ちどころが悪かったら、子供の頭を叩いていた時、打ちどころが悪かったら、と想像しました。しかも、夫はそのことを暴力だと認識していないのです。暴力だと認識しないように自分の中で事実を捻じ曲げているのです。ということは、またやりかねないのです。

 また、ある日の講座で、
「どうやったらわかってもらえますか?とよく聞かれますが、それは相手の問題です。」
と話されていました。私はその言葉が腑に落ちました。私はその頃どんなに頑張っても何も変わらないという無力感を感じていました。そうなんです。それは夫の問題なのです。生まれてから今までの育ってきた環境、経験してきたことに基づいて今の夫の考え方が確立されているのです。私が、いかに言葉を尽くしても、時間をかけても、夫自身が気づかなければ、問題だと思わなければダメなのです。自分で気づくしかないのです。

 私は努力する方向が間違っていました。夫ではないのです。私が最も力を尽くすところ、それは子供達なのです。そう思うようになっていきました。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。また投稿を続けていきますので、よろしくお願いいたします。

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