実家に帰ってから〜父のこと2〜

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 父が何度も部屋に入ってきて、車の修理代を半分払えと怒鳴ってきても、払えないと断っていましたが、それを見ていた三男が泣いてしまったことで、父に対する怒りが一気に込み上げてきました。
「あの車もその前の車もタダであげたよ。その時、私は一銭ももらっていないよ。しかも今まで自分で10年も乗ってて、壊れたから半分払えって。いい加減にして。」
と怒鳴り返しました。それに対して、父も激昂していたので、子供たちを連れて、外に逃げました。父は追いかけてきたので、子供と警察を呼ぼうと話し、家に戻り、電話をしようとしました。そこで、
「警察、警察に電話しよう。」
と言いながら家に入ると、それを聞いた父は、いきなり態度を変えたのです。追いかけて来なくなったのです。

 しばらくして、気持ちが落ち着いたのか、謝ってきました。DV男の特徴そのままです。私は、これまでの夫と母と父にされた事は、今でも許すことはできません。ただ、夫や母は悪いことをした自覚がないので、それよりはマシかなという感覚です。

 私はその頃、まだ以前住んでいた関東のDV相談に電話してときどき話しを聞いてもらっていました。地元に帰ってきてから、いろいろなところに電話して話してもなかなか自分に合うところが見つからなかったためです。本当は、関東のそのDV相談は、その地域の人のための電話相談なので、私はかけない方がいいというのは承知していました。ただ、どうしても困った時だけかけて話しを聞いてもらっていました。電話で、
「ようやく夫から離れても、今度は父が部屋に怒鳴りながら入ってきて、それを見て三男が泣いてしまいました。」
という話しをしました。するとその相談員さんにそれも虐待だよと言われました。私はその時、なんで激しく反応したかがわかりました。もう2度と子供たちに虐待という目に合わせたくなかったのです。

 夫のように、父も母も直接手を出しているわけではありませんが、私に怒鳴ってきたり嫌がらせをしているところを次男三男が見てしまうとそれは『虐待』になるのです。父も母も孫の前でも平気でそういうことをしてくる人たちなのです。そうなってくるともう家を出るという選択肢しかありません。金銭面でかなり心配はありましたが、それよりも大切なことは子供を守ることです。私たちはまた安全なところに移るしかありませんでした。

 最後まで読んでいただきありがとうございます。また投稿していきますので、よろしくお願いいたします

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