別居の経緯4

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「俺の金返せ。」
引っ越し費用とアパートの費用を下ろした日から攻撃が酷くなりました。子供の前でも、
「泥棒、泥棒。」
と私に暴言をあびせてきます。でも、別居することを知られてはいけない。私はだまって耐えました。お金を下ろしたのは土曜日、週明けの月曜日には引っ越し予定でした。あと1日、あと1日だけの辛抱と自分に言い聞かせました。

 月曜日になり、夫が仕事に行きました。その日は当直だったので、次の日の朝まで、帰ってきません。夫が行ったと同時に、荷物つめを開始しました。私と子供3人の荷物です。思っていたより多く、時間がかかりました。それでも、やるしかない。とにかく、必死でした。なんとか子供たちが帰って来る頃にはほとんどの荷物を詰め終えました。私は、次男、三男が学校や幼稚園から帰ってきて早々、
「ママはこの家を出ることにしたよ。とりあえずママの実家に帰るから一緒に来てね。」
そして、そのまま泣いてしまいました。今まで我慢していた思いが、一気に込み上げてきたのです。次男、三男はたぶんあまり意味がわからなかったと思います。私が、泣いているところを見て、ポカーンとしている様子でした。

 その日で引っ越しはなんとか終了させることが出来ました。まさに夫から逃げるといった感じでした。結婚生活の最後が、本当にこんな最悪な形で終わることになってしまいました。なんでこんな形で終わらせなければならなかっただろう、辛さと虚しさが残りました。私は、住み慣れた家や今まで築き上げたもの、全てを捨てなければなりませんでした。夫がもう少しまともな人なら、わざわざこんなふう形で家を出なくても良かったのに、なんで普通に引っ越しできないのだろう。出来ることなら、普通に引っ越ししたかった。普通に離婚したかった。そんな思いで頭がいっぱいになりました。

 夫との結婚生活は約20年。いいこともあったと思いますが、それが消えてしまうほど最悪な最後になってしまいました。最後にすごく醜い夫を見てしまいました。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。また投稿していきますので、よろしくお願いいたします。

 

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