離婚後の生活〜父の異変2〜

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 母の突然亡くなったのを機に、父の奇行始まりました。そして『離婚後の生活〜父の異変1〜』で書きましたが、外出先でもそのような行動をするようになり、私の気持ち重くなっていました。この状況にどう対応すればいいのか途方に暮れていたのです。本当は四六時中見ていなければならない状況でしたが、私にはそれは無理でした。

 それから2日後、父を連れ精神科を受診しました。父はもともと『うつ』の既往があり、長い間内科と共に精神科にも通っていました。精神科で、順番を待っている時間が2〜3時間あり、その間父と話しが出来る時間がありました。父は私に『一緒に来てくれてありがとう。』と言うのです。意外でした。もうあまりわからない状態だと思っていたからです。父と心の通じた会話ができたのは、久しぶりでした。いろいろ話しているうちに診察の順番が回ってきました。診察の時に私も一緒に中に入りました。私が、
「母が亡くなってから突然痴呆のような症状が出始めたので、心配して一緒にきました。」
と話すと、その医師は、
「痴呆だとこんなに早く進まないので、これはうつがひどくなったんだと思います。」
とおっしゃいました。痴呆だと思い込んでいたので、少しの間言葉の意味がわかりませんでしたが、しばらくして、痴呆ではなくうつなら薬を飲むとまた落ち着くという可能性があると希望を持てました。そして、父とは薬をもらうまでの時間と帰りの車に乗っている間も、たわいない話しでしたが、いろいろ話しが出来ました。ただ、これが私と父が普通に話せた最後になってしまいました。

 今後どうなってしまうのか不安はありましたが、今回はワンクッションありました。それは兄です。兄は母が病気になった時、突然亡くなってしまったという思いがあるので、父にもし何かあったらきちんと診てあげたいと思っているようでした。なので、今まで私に起きた試練のように全部自分で解決しなくてもいいという気持ちがありました。

 私も父のことを放ってもおけませんでしたが、私が第一に大切にしたかったのは子供のサポートでした。そこを守りながら、父の方は看れる範囲で看ようと思っていました。そうしなければ、一番大切にしたい子供のサポートが出来なくなってしまいます。また、在宅でしている仕事の時間も確保したかったのです。

 最後まで読んでいただきありがとうございます。また投稿していきますのでよろしくお願いいたします。

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